【技能検定】機械・プラント製図、実技試験当日について紹介します!




2021年1月24日は、機械・プラント製図技能検定の実技試験の日したね。前日はまだよかったんですが、当日からその日が終わるまでずっと緊張していました。(2級受検時も併せてトータル4回受けているのに。。。)

今回は当日(1級)の流れ記載したいと思います。時間帯は試験会場により微妙に前後しそうな気もしますので参考までにしてください。2級の場合は、3回目の休憩と4回目の作業時間が無くなったと考えれば良いです。

時間割

当日の時間割です。大筋は決まっているみたいですが、試験的にトラブル等あった場合には適宜時間調整が行われるようです。実際に途中、1分遅れてスタートがありましたので。

  • ・   ~ 8:25:受付完了
  • ・   ~ 9:00:事前説明、準備等
  • ・ 9:00~ 9:30:練習時間
  • ・ 9:30~ 9:40:休憩【10分】
  • ・ 9:40~11:10:1回目作業時間【90分】
  • ・11:10~11:20:1回目休憩時間【10分】
  • ・11:20~12:50:2回目作業時間【90分】
  • ・12:50~13:00:2回目休憩時間【10分】
  • ・13:00~14:00:3回目作業時間【60分】
  • ・14:00~14:10:3回目休憩時間【10分】
  • ・14:10~15:10:4回目作業時間【60分】
  • ・15:10~15:20:印刷時間、印刷物確認、帰宅

持ち物

試験当日の持ち物です。心配性なのでいろいろと持って行ったのですがほとんど不要な感じがしました。ただ何事においてもそうですが『準備は念入りに。』ですね。

試験中に必要なもの

  • 筆記用具(シャーペン、4色ボールペン、消しゴム、フリクションマーカー)
  • スケール(15cm,30cm 各1本ずつ)
  • 分度器
  • 関数電卓(計算問題で三角関数の計算が必要な時があります。)

テンプレートは持参可能ですが、筆者は使用しませんでした。円の大きさを確認できたりしますが、スケールで測っています。多少違っても影響しないと考えているため。また、所持しているテンプレートには幾何公差が書かれており、カンニングの疑いを避けるためです。幾何公差が書いていないのを準備すればいい話ですけどね。

控室に持ち込むもの

  • 軽食(バナナにしました。ただ4本も持っていったので、無駄に幅を取る羽目に。)
  • 飲み物
  • 過去問
  • 操作方法、作業順番虎の巻(どのように進めていくかの資料)
  • 服(重ね着用 or 羽織れるもの。会場の空調がどうなるかわからないので。)

休憩時間が各作業時間の間に10分ずつしかないため、ゆっくりとお昼ご飯を食べている時間はありません。しかし飲み物を含む軽食は認められているので、今回初めてバナナを持参しました。そのほかおにぎりとかゼリー飲料なんかも手軽でいいかもしれませんね!!

練習時間まで

前日までに起床から試験会場受付までスケジュールを経ててました。何があるかわからないので。(神社に神頼みをしに行く時間を作ろうかと思いましたが、断念しましたけど。。。)

試験会場までは、過去問をみたりして復習、操作方法、作業順番『虎の巻』を見たりして本番をイメージ。受付を済ませて、事前説明があるまでは受検者控室に待機しています。

受付では今年ならではの非接触の体温チェックと問診票?の提出。受検番号が書かれた紙を背中に取り付けて待機します。(羽織れる服を着ているほうが、自分で受検番号をつけれるので便利です)そのあと検定委員による試験の説明になります。

今年から違う点としてウェアラブル端末(AppleWatch等)も電源を切るように指示がありましたね。

練習時間(30分)

練習時間中に、線の太さ、線種、表面性状の図示記号、溶接記号等を設定したり、当日使用するパソコンやマウスに慣れていきます。詳細は下記に記載してありますので、ご確認してもらえると助かります。

【技能検定】機械・プラント製図、実技試験前の準備時間はどうする?
【あまり公開されていない!?】機械・プラント製図技能検定(CAD作業)の試験前に30分設定されている『準備時間』について紹介します。『準備時間』となっていますが、実際のところは使用するパソコンやCADの『操作練習』として準備されています。

1回目作業時間(90分)、休憩時間(10分)

いよいよ試験開始です。最初の90分で、問題文、課題図を確認していきます。『尺度はどれくらいなのか』『部品はどれを描くのか』『1級であれば計算問題はどんな感じか』等。細かくは、下記記事に記載してあります。

【技能検定】機械・プラント製図、試験の序盤はどうする?
試験開始して序盤(最初の90分くらい)はどうしているかを紹介します。最初の90分くらいまでは、1級と2級で同じくらいの時間間隔になると思いますので参考にしていただければと思います。効率に進めるために必要なことが盛りだくさんです!

最初の90分で問題文・課題図確認、採寸、課題図作成(1部品の4割ぐらい)の感じまで行けました。休憩時間になったら、トイレに行ったり水分補給しつつ、次の90分になったら『この後どのように書いていくか』を考えます。また、90分座りっぱなしなので、休憩時間はほとんど立ち上がりストレッチをしています。

2回目作業時間(90分)、休憩時間(10分)

1回目の休憩時間に考えてたことをから対応。2回目作業時間の60分くらいまでひたすら作図をして完了させます。そのあとに寸法を記入することができたのでおおよそ目標通りに進めたかなと。

作図が完了というより、ある程度できて時間になったら寸法記入の作業に移るほうがいいかもしれません。

休憩時間は、1回目と同様、3回目の作業時間にどのように書いていくかを考えます。あとストレッチ。

3回目作業時間(60分)、休憩時間(10分)

2回目の開始時と同様、休憩時間に考えてたことから対応。寸法記入の続きからですが3回目開始の20~30分くらいかな。寸法記入のあとに表面性状を記入していきます。

部品が来る箇所、はめあい部分等しっかりとどの値(Ra1.6とか6.3等)にするかを考えて記入していきます。どういうときにどの値が来るかを忘れてしまってもとりあえず必要な個所には入れておきましょう。

3回目の作業時間で、溶接記号と部材番号まで入れ始めることができたのはよかったかなと思います。休憩時間は、前回までと同様です。

4回目作業時間(60分)

4回目開始時も、これまでと同様の対応になります。3回目の終わりがけに溶接記号等を入れ始めて、30分くらいかけて入れ終わります。溶接記号は慣れていないので、隅肉、レ形開先ぐらいまでしかあまりわかっていませんでしたが、そこまで難しいものは出なかったかと思います。

そこから余った時間で検図(再確認)をしていきます。検図というより、形状の作図漏れや寸法漏れを補っていきます。ここに30分以上残せたのは大きかったかと思います。かなり漏れていたので。。。

ここで注意が必要なのが、2級は3回目作業時間で終了しているので、ひょっとしたら2級受検者が移動したりしてうるさくなるかもしれません。そこは集中を切らさずに対応しましょう。

印刷時間、印刷物確認、帰宅

試験終了になります。ここでも昨年までと違ったのは、各作業時間に保存したファイルをUSBに保存したこと。会場によっても違うんですかね?4回目の作業時のファイルを印刷して印刷物が自分のものかを確認したら終了となります。

ここですべての試験が終了し帰宅します。

まとめ

以上が当日の流れになります。今回は1級の流れになりますが2級でも基本的には同様になるかなと思います。本記事の前半でも記載しましたが、『準備は念入りに。』です。準備をしっかりとしていくことで想定外になり得そうなことでも落ち着いて対応可能になります。

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