【製図】図面を描いてるうえで思うことをまとめてみる。




どうも”のなめ”です。

今回は趣向変えて、日々の仕事特に図面を描いてるときに思うことをまとめてみたいと思います。きっかけとしては、常駐先の企業にて「図面をグローバル基準にしよう」みたいな流れになり、ふと思ったことがありました。そのほかにも理由はありますが。

人によって考え方がいろいろあり、少数派の意見かもしれません。ここでは個人のブログということもありますので私の考えていることを記載し、一つの参考になればと考えます。

製図ルール

まずはじめに製図ルールとして、日本で図面を描くならまずは、JIS(日本産業規格)があります。また、企業独自の描き方・慣習(以下独自規格)みたいなものもあります。それ以前に、世界的にはISO(国際標準化機構)があったり、JISのように各国で基準・規格があったり様々です。

近年では、JISに記載の製図方法がISOにかなり準拠するようになってきており、それだけグローバルな方向に進んでいます。またそれにならい、常駐先の企業規格もJIS・ISOに準拠しつつあります。

ISO、JIS、独自規格の立ち位置?のイメージは下図のようなイメージでいます。「JISはISOの一部を除いて準拠」「独自規格はJIS・ISOの一部を除いて準拠」のような感じです。

JISも独自規格も、それぞれ「ISO→JIS」「JIS→独自規格」へ準拠する際に「JISなら日本企業で使用するとき」「独自規格なら、自社で使用するとき」を念頭に置いて規格化しているのではと私は考えています。

ここでのポイントは「(規格を使用するときの)わかりやすさかなと思います。

グローバル化された製図

上記でも記載しましたが、近年ではかなりグローバル基準に意識した規格になってきています。常駐先でも準備段階ではありますが、徐々に取り入れていこうとしています。

グローバル基準ってなんだ?って思いますが、どこに部品製作依頼(出図)しても、設計者の思った通りのアウトプット(部品・製品)になることになります。

『どういうこと?』と思う方もいると思いますが、図面上、特にCADを使っているとわかりますが、『真っ平な平面(歪みがない)』『きれいな直角(歪みなく90°に)』『円筒形状(歪みがない)』等、頭の中では、思っていても出来栄えは違ってできてきます。

というより、どの程度きれいな形状か不明ですよね。測り方によって、寸法値に入っていたりいなかったりなど起こりえます。しっかりと「どの程度なら良品か」「数値で」記載する必要があります。

そこで「曖昧な図面指示をやめて、どの国の製造者が見てもわかるように」なってきました。(メインは幾何公差の指示になるかなと思います。)

そして製作した図面で、『設計者の意図』と『製造メーカ(加工者)の捉え方』が『図面上で』うまく伝えないといけません。違った解釈をされたり、受入検査で寸法を確認して間違っていなければ、受入拒否することはできませんので注意が必要です。

やはりここでのポイントも「(加工者への)わかりやすさ」かなと思います。

補足です。私がグローバル基準・幾何公差の知識について、大まかに習得するために下記を使用しました。押さえておくべきポイントが書かれていたり、ところどころ、コメントなんかがあり、わかりやすかったです!

書き方に迷ったとき

やっとメインな内容です。

実際に製図をしていると、「どうやって描けばいいんだろう?」と思う時がときどきあります。そんな時は、まずは独自規格やJISを調べに行きます。独自規格やJISで描いておけば、他者(技術者や加工メーカ等)から問い合わせは減るのかと思います。

しかし何でもかんでも、独自規格やJISに従うのがどうも苦手です。たまにいるのですが、例えば社内独自のルール使用していると「JISの描き方じゃない」等と突っぱねる人もいます。

確かにわかるのですが、最終的に「部品製作をするメーカ・作業者に正確に伝わらないと意味がない」です。ルールに縛られて、図面がわかりづらくなって、メーカで間違って部品製作されても文句言えないと思います。

一つあげるとすると、「明らかに丸形状のときは、寸法値にΦ(ファイ)はつけない」があります。

いや、「Φつけてもいいじゃん」っていう話。

[引用]JIS B 0001 より。

ここでもやっぱり「わかりやすさ」だと思います。

まとめ

まとめになります。

最新仕事をしていて特に思うことは、どの項にも記載していますが、いかに「部品製造メーカにわかりやすく図面で伝えられるか」が重要です。とある元同僚が言っていましたが、「図面は製造者へのお手紙」ということを言っていました。すごくわかりやすい例えで当時は感銘を受けましたね。。。。

正直、過去の図面を流用することもありますが、少しずつでも意識できればと思い、ここにまとめてみました。うまくまとまっていないかもしれませんが、参考になれば。

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